僕がひげ脱毛を決意したのは、鏡を見るたびにうんざりする自分の顔が嫌になったからでした。朝、どんなに丁寧に深剃りしても、昼過ぎには青々と浮かび上がってくる頑固なひげ。コンプレックスでしかなく、人と話すときも常に相手の視線が口元にいっているような気がして、自信が持てませんでした。カミソリ負けで肌はいつも荒れ気味で、清潔感とは程遠い状態。この悩みから解放されたい一心で、僕は医療クリニックのカウンセリングの予約を取りました。正直なところ、最初は不安だらけでした。痛みはどれくらいなのか、本当に効果があるのか、高額な費用を払って失敗したらどうしようかと。しかし、カウンセラーの方が親身に話を聞いてくれ、レーザー脱毛の仕組みやリスクについて丁寧に説明してくれたことで、僕の不安は少しずつ和らいでいきました。そして、ついに施術初日。よく「輪ゴムで弾かれるような痛み」と表現されますが、僕にとってはそれよりも鋭い、熱を持った針でチクチクと刺されるような感覚でした。特に鼻下やあごは骨に響くような痛みがあり、思わず力が入ってしまいました。それでも、看護師さんが優しく声をかけながら冷却ガスで冷やしてくれたおかげで、なんとか耐えきることができました。一度の施術でひげがなくなるわけではありません。しかし、1回目の施術から10日ほど経った頃、驚くべき変化が訪れました。洗顔をしていると、ポロポロとひげが抜け落ちてきたのです。これは「ポップアップ現象」と呼ばれるもので、レーザーによって破壊された毛が自然に排出される証拠でした。目に見える効果に、僕は痛みを乗り越えた甲斐があったと心から思いました。その後、2ヶ月に一度のペースで通院を続け、回数を重ねるごとにひげは明らかに薄く、細くなっていきました。5回目を終えた頃には、毎朝のひげ剃りがほとんど不要になり、朝の準備が信じられないほど楽になりました。夕方になっても青ひげが気になることはなく、カミソリ負けによる肌荒れもすっかり改善されました。現在、僕は10回のコースを終え、ツルツルとまではいかないものの、数日に一度、産毛を軽く剃る程度で済むようになりました。何より変わったのは、自分の顔に自信が持てるようになったことです。
青ひげの悩みから解放された僕の脱毛体験談