息子が幼稚園の時に、「好きな絵を描きましょう」という授業がありました。どうも求人の保育士を奈良の大和高田ではどんなにして家族やお話、動物の絵を描く子供達が大半を占める中で、うちの息子の描いた絵は画用紙全体が真っ赤である、これは何かしらの異常が疑われるので病院に早く行くようにと副園長先生から電話がありました。私は驚き幼稚園に向かい担任の先生に経緯を話したところ、「よく見てください。ここで評判の保育園は奈良でもなかなか分からなければこれは消防車ですよ。しかも、消防車のドアが開くところがカッコイイと言ってニコニコしていました。これは個性です。車の細部が好きでよく見ているんです。決して病気なんかではありません。すれ違うだけの消防車をよく見てますね。」と笑顔で仰ってくださいました。その後、担任の先生から園長先生に伝わり副園長から謝罪を頂きました。息子は動体視力が他人より優れており小学生になった頃からは格闘技を始めました。格闘技において動体視力は非常に重要であり、とても良い才能を授かったと褒められたようです。認められることで自信は生まれ育っていきます。人と少し違うからという理由で病気だと判断されず、よく視ていてくださる先生で良かったと思っています。年長さんの時に先生はご結婚で退職され、子供達が号泣していたのが昨日のことのようです。違う先生だったらどうなっていたのかと、たまに思い出す時があります。